死に至る病、そして

希死念慮を柔らかな布で磨く日々 Twitter:@tmion_

今日は17/08/26

ゆめからさめた白いあさ

押しつぶされた自我をまだ
大事に抱えているぼくは
つう、と落ちるひとしずくの中に
きみをみる

それは世界にひびが入るように
あるいは空が近づいてくるように

きのう降った花びらが
溶けてしまったことに気づいても
赤い表紙の本を
僕はずっと読みつづけるよ

そんな 春のあさの祈りを
どうか


淡い色の寝巻きを着た
ふわふわとただよう少女

いなくなってしまった
星々を思いながら
しんと冷えたくらやみを
胸いっぱいに吸いこんで

少女のやわらかな背骨を確かめ
白い肌の光に目をほそめるとき

ぼくのこころは
ゆらめく炎のなかに
とりのこされて
眠ったままでいる